2016年5月26日

今月の積立投資(2016年5月特定口座)―新興国が冴えないのだけれど・・・



あっという間に5月も終わりです。だんだんと暑くなってきました。なんでも今年は猛暑になる可能性があるとか。熱くなるのは相場だけにして欲しいものです。ということで今月の積立投資を実行しました。先月まで新興国株式がやや値を戻していたのですが、再び大きく下落し、含み損が拡大しました。ほんと新興国が冴えません。ただ、歴史的に見て、現在の新興国に多い資源国の通貨は「めったにない状況」だとか。ということは、新興国株式・債券は買い時かもしれません(希望的観測です)。

今月、積立投資した商品は以下の通りです。

【特定口座(SBI証券)】
SMT グローバル債券インデックス・オープン
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.05%)
Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
ニッセイ日経225インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
SMT JPX日経インデックス400・オープン
(信託報酬:税抜0.37% 信託財産留保額:なし)
SMT グローバル株式インデックス・オープン
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.05%)
eMAXIS新興国株式インデックス
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
世界経済インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
iTrust世界株式
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)

【特定口座(三菱東京UFJ銀行)】
eMAXISバランス(8資産均等型)
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.15%)

引き続き新興国株式ファンドにオーバーウエイトしてノーセルリバランスを続けていますが、またまた下落したことでなかなかリバランスが終了しません。完全に無限ナンピン状態です。まあ、口数は着実に増えているので、あとは基準価額さえ戻れば、いっきに利が乗ってくる形になります。とにかく新興国への投資は気長にやるしかありません。そう思っていたら、ピクテ投信投資顧問が面白いレポートを発表していました。

資源国通貨、「めったにない状況」(ピクテ投信投資顧問「ボンジュール」)

なんでも新興国に多い資源国の通貨が過去15年間で「めったにない状況」にあるとして、次のように指摘しています。
ブラジルレアルなど資源国通貨は、過去15年の平均を大きく下回り、さらに過去の実績では対米ドルで最も割安な水準です。資源国分散通貨は、2標準偏差以上乖離しています。統計学の考え方では、リターンの分布が正規分布に従うと仮定するならば、過去15年間の平均値を中心に1標準偏差の範囲で動く確率が約68%、2標準偏差なら約95%とされ、この範囲を下回っている今は「めったにない状況」といえます。
なーるほど。ということは現在は新興国株式・債券の絶好の買い場ということです。私のように新興国投資大好き人間にとっては、じつに興味深い話です。ただ、なかなか現実の相場は、統計学の正規分布には従わないことも多いんだよね。ブラックスワンは、けっこうよく飛んできます。

そんなわけで新興国の将来に希望を抱きながら、いつも通りのコツコツ投資を続けるのでした。

【ご参考】
積立投資については以下の本が参考になります。これから積立投資を始めようかどうか迷っている人は読んでみるのもいいでしょう。

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