2017年11月2日

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」に投票しました



いよいよ「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」の投票がスタートしました。

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」公式ページ

私は、これに投票したくてブログを始めた面もあるので、毎年楽しみにしています。そんなわけで、さっそく投票しました。実際に投票して改めて思ったのですが、優れたファンドが多すぎて、迷いに迷う。これはたぶん私だけではないでしょう。今年は大接戦が必至だと思います。

すでに「投票しました」エントリーを発表しているブロガーさんの中には、投票したファンドを公開している人も多いですが、私はもったいぶった性格なので、まだ投票先は公開しません。ただ、投票先の概要と選択基準だけは紹介しておこうと思います。

私は毎回、単独資産クラスに投資するインデックスファンド、バランス型インデックスファンド、アクティブファンドの計3本に投票するようにしていました。勝手に「総合部門」「バランス型ファンド部門」「アクティブ部門」を設けて票を振り分けてきたわけです。ところか今回は悩みに悩んだ結果、単独資産クラスに投資するインデックスファンド2本、バランス型インデックスファンド1本の計3本に投票しました。良質なインデックスファンドが増え、いずれも甲乙つけ難かったからです。今回はアクティブファンドには遠慮してもらうことにしました。

単独資産クラスに投資するインデックスファンドとして、先進国株式インデックスファンドと日本株式インデックスファンドそれぞれ1本に投票しました。選定基準はズバリ、既存ファンドの信託報酬を引き下げた実績のあるファンドです。しかも、その動きをリードしたファンドを選んでいます。日本では従来、インデックスファンドの低コスト化もファンドの新規設定によって実現するケースが多かった。しかし、これは既存ファンドの受益者を無視したセコいやり方です。また、来年から始まる「つみたてNISA」対象ファンドも当初はファンドを新規設定する動きがあった。だからこそ、早くから既存ファンドの信託報酬引き下げという投資信託の本来あるべき姿で低コスト化をリードしたファンドと、「つみたてNISA」対象商品でも新規設定ではなく既存ファンドの信託報酬引き下げで低コスト競争を戦うという旗幟をいち早く鮮明にしたファンドを選んだわけです。こうした動きは、単にファンドの品質だけでなく、日本の投資信託のあり方に一石を投じたという歴史的意義においても特筆大書すべきものだと思ったのです。

一方、バランス型インデックスファンドについては、古典的な株式50%・債券50%の資産配分のファンドを選びました。近年、インデックス投資家の間でも「債券投資不要論」が増えているのですが、これは世界的な金融緩和による歴史的低金利(債券価格高騰)というややイレギュラーな投資環境を背景にして登場した一時的な現象ではないでしょうか。長期投資においては、必ず債券投資の意義が見直されるときが来ると思っています。とくに「つみたてNISA」などは投資期間が20年にも及ぶ長期ですから、債券を組み入れたバランス型インデックスファンドが威力を発揮する場面が必ずあると思うのです。やはりバランス型インデックスファンドの本来の意義は、株式と債券という異なる値動きの資産クラスを組み合わせることによるリスク低減効果に他ならないのです。その上で、個人的な好みから新興国にも投資できるファンドを選んでいます。

さて、今回は投票を控えたアクティブファンドですが、べつにアクティブファンドを否定しているわけではありません。逆に私は良質なアクティブファンドが大好き。ただ、今回はあまりにインデックスファンドの選択肢が多く、はっきり言って持ち点5では足りなかったというだけです。それと、やはりアクティブファンドというのは、あまり特定商品を他人に推奨すべきでないという思いもあります。あくまで個人が納得も得心もして購入するのがアクティブファンド。「つみたてNISA」が始まることで、これから積み立て投資を始めようとする人も多いでしょう。その中には、今回のFOY2017の結果を商品選択の参考にする人も少なくないはず。そういう投資初心者には、まずはオーソドックスなインデックスファンドから始めてもらいたいのです。そのうち投資経験を積んで、自分で「これぞ!」というアクティブファンドを見つけることができるようになったときに、初めてアクティブファンドへの投資にチャレンジして欲しいと思います。

それと、ここ最近に新規設定されたファンドもあえて選びませんでした。かなりユニークなファンドが多いのですが、やはりファンドの評価は最初の決算を経た上で運用報告書を確認し、実質コストや運用精度などについてきちんと把握してからでないと評価できないというのが私の考え方です。

いずれにしても今回のFOY2017は、大接戦になるのは。それほど優れたファンドが増えたということですから、投資家にとっては素晴らしい環境が整備されてきたと言えます。来年1月には結果発表と表彰式が東京で開かれますが、なんとか今回も参加したいものです。前回は金融庁の森信親長官からメッセージが寄せられるといったサプライズもありました。今回もFOY2017は個人投資家だけでなく投資・運用業界注目のイベントとなることは間違いなさそうです。
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