2018年2月12日

株価暴落で不安になった人に読んでもらいたい過去記事7選



米国の長期金利上昇をきっかけとした株価暴落が世界的に続いています。2017年後半から各国とも株価が急激に上昇していましたから、今回の下落はその一時的な調整と見る向きもあるのですが、金利上昇というファンダメンタルの変化があるだけに、あまり軽視するわけにはいかないと思う。場合によっては調整が長引く可能性もあるような気がします。そんな中、最近になって投資をスタートさせた人の中には初めて含み損を経験している人もいることでしょう。皮肉なもので投資ブログなど書いていると、相場が好調なときほどPVが伸びず、大きな株価下落があるとPVが急に増える現象が起こります。やはり不安を感じていろいろと検索したりするのでしょう。そこで今回、株価暴落で不安になっている人に読んでもらいたい過去記事を紹介します。いずれも株式相場や投資方法についての私の考え方を述べたものです。

まずは株式に限らず相場というのは下がるから上がる、上がるから下がるという禅問答のような話から。この相場の呼吸というべきものを理解すると、相場の下落もまた将来の反転へのエネルギーを蓄えるのに必要不可欠なものだということが分かるでしょう。

株価は下がるから上がる、下がらないと上がらない

相場の状況が悪化し、含み損を抱えるようになると、つい保有株やファンドを売って一時的に相場から撤退したくなるものです。しかし、投資戦略として長期投資を選択している場合、これがいちばんもったいない。なぜなら一時的にでも相場から撤退することは、長期的には、市場に居続けた人に利益を転移させる結果となる場合が多いからです。この点については最近も書きましたし、以前に簡単な思考実験をしてみました。

株価暴落で明らかになる“不都合な真実”―リスク許容度の範囲内で投資している人だけが儲けることができる

なぜ相場が低迷しても投資から一時撤退することをお薦めしないのか

では、下落相場で個人投資家はどうするべきか。ここで威力を発揮するのが積み立て投資です。積み立て投資は投資効率という点では一括投資よりも劣ります。また、相場が綺麗な右肩上がりの場合、リターンの面でも一括投資に劣後するでしょう。しかし、面白いことに相場のボラティリティが大きく、とくに大幅な下落が定期的に起こる場合は、そこに積み立て投資が優位性を発揮できる可能性が生まれるのです。

暴落があるからこそ威力を発揮する積立投資

とはいっても、下落相場を「すわ、チャンス到来」とばかり思って追加投資を盛んに行うこともお勧めしません。知らず知らずのうちにリスク過剰になる危険性があるからです。また、下落相場は想定以上に長引くケースも多い。その場合、あまり過激に追加投資をしていると、かえって傷口を広げてしまうのです。とはいえ、リスク選好の大きい人にとって「買いたい」と思ってしまうのは人情として仕方ない面もある。そういう時は自分のポートフォリをよく観察して、自然なリバランスを行うことをお勧めします。その程度の追加投資なら、うまくリスク許容度の範囲内での投資ですむ公算が大きいのです。実際に私は現在、これをやっています。

下落相場のときは、自然な気持ちでリバランス―少しだけ買い増しと積立設定を変更しました

こうしたことを考えていると、だんだん暴落に対する不安も和らいでくるでしょう。そうしたらしめたもので、あとは投資したことなんか忘れで南の島にでも遊びに行けばいい。いまならさしずめ平昌オリンピックでも見て、日本選手団を応援しよう! “バイ・アンド・ホールド”ではなく、“バイ・アンド・フォアゲット”が長期投資にはふさわしいのかもしれません。

投資したことなんか忘れて、南の島にでも遊びに行こう!

最後に、私自身が投資で目指している境地というものがあります。それは「儲けたい」「損したくない」という“執着”から自由になること。道元禅師の素晴らしい言葉があります。これこそ私が目指している長期投資の究極の境地を表していると思う。まだまだ私はこの境地には達せませんが、どんな暴落にも動じない境地こそ永遠の目標なのです。

目指したい「放てば手に充てり」の境地

今回紹介した記事は、あくまで私の個人的な考えですから、絶対的なものではありません。でも、こういったことを考えることによって暴落の不安と相対している人がいるということを、なにかの参考にしてもらえれば幸いです。
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